佐藤 菜穂美 代表(HanaCAFE nappa69)のインタビュー

HanaCAFE nappa69 佐藤 菜穂美 代表

HanaCAFE nappa69 佐藤 菜穂美 代表 NAOMI SATO

2010年に、ご主人と共同経営で新丸子駅近くに「HanaCAFE nappa69」を開業。2020年に武蔵小杉駅近くに姉妹店「KOSUGI CAFE nanapa69」をオープン。

花屋の仕事がきっかけで、カフェをオープン

主人とともに「HanaCAFE nappa69」を開業し、まもなく12年目を迎えます。オープンの日は8月7日で「ハナの日」に合わせるほど、お花が大好きなんです。以前に生け花を習っており、趣味が高じてフラワー専門学校に入学し、お花を本格的に学びました。卒業後はお花屋さんで働き始めたのですが、いつしか「お花に囲まれたカフェを開きたい!」と思うようになり……、花束を作っている間に、お客さまには美味しいコーヒーを飲みながらくつろいでいただきたいと思ったんです。

お店を開業後、スタッフやお客さまが徐々に増えていき、地域密着型のカフェになっていきました。

古民家を活かしてリノベーション

当店は、戦前に建てられた平屋をリノベーションしています。お店の裏口に回ると、昔使われていた玄関と呼び鈴がそのまま残っているんですよ。昔ながらの雰囲気を残した古民家カフェ、といった感じでしょうか。この物件を選ぶ決め手になったのは、お店の入り口にある「トタンの屋根」でした。アンティークな趣があって、私が一目ぼれしたんです。トタン屋根をそのまま活かすため、屋根の下に3畳ほどの板を敷いて段差を作り、テラス席にしました。お店の中身も、なるべく元の雰囲気を変えないように改修工事を行いました。

入口の細長い通路には枕木を敷き、脇にはハーブや花を咲かせています。家具は建物に合わせて、木のぬくもりを感じるもので統一し、店内のいたるところに多肉植物やサボテンを置いています。

大好きなものを詰め込んだカフェ

お店のコンセプトはお花と植物、美味しい食事とコーヒーとカフェごはん。大好きなものを詰め込んだカフェです。お客さまはもちろんのこと、私たちスタッフも心が癒されるような場所になるよう、日々工夫を凝らしています。

例えば、お料理は旬のオーガニック野菜などを使って身体にやさしいものを作り、飲み物は自家製のジンジャーエールや果実酒などをご用意しています。 もともと専業主婦の期間が長かったので、身体に良いものを家族に食べてもらいたい気持ちが、メニューにも反映されていると思います。

姉妹店「KOSUGI CAFE nanapa69」がオープン

昨年の11月に、姉妹店「KOSUGI CAFE nanapa69」をオープンしました。武蔵小杉駅近くのKosugi 3rd Avenueの2階に店を構えています。当店とはテイストが異なり、かなり都会派なお店ですが、どちらのお店でも大切にしているのは、「スタッフの良さを消さないカフェであること」です。

お店が大きくなると、スタッフの個性よりもお店のテイストが強くなりがちですが、いくら料理が美味しくても、働いているスタッフが魅力的じゃなければ意味がありませんよね。スタッフが自分らしく働ける場所にすることが、愛されるカフェの条件のひとつだと思います。

コーヒー焙煎所を併設したカフェを作りたい

今後の目標として、よりコーヒーの質を高めるため、コーヒー焙煎所を併設したカフェを作りたいと思っています。そして、当店で焙煎した豆をオリジナルコーヒーとして各店舗で楽しんでいただけるようにしたいです。現在はコロナ禍ですが、決められたルールの中で挑戦することが求められていると思います。明るい気持ちを大切にして、日々頑張っていきたいです。

 

※上記記事は2021年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

HanaCAFE nappa69 佐藤 菜穂美 代表

HanaCAFE nappa69佐藤 菜穂美 代表 NAOMI SATO

HanaCAFE nappa69 佐藤 菜穂美 代表 NAOMI SATO

  • 出身地: 川崎市
  • 趣味: フラメンコ
  • 好きな本: 小説家 原田マハさんの本
  • 好きな場所: カフェ巡り、ナッパ
  • 座右の銘: Heart to Heart

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