RON進学塾 齋藤 諭 塾長 SATOSHI SAITO
山形県出身。大学時代に進学塾の講師を始める。2004年にRON進学塾を開塾。(東急東横線、東急目黒線より徒歩約2分)
山形県出身。大学時代に進学塾の講師を始める。2004年にRON進学塾を開塾。(東急東横線、東急目黒線より徒歩約2分)
RON進学塾の設立は2004年。もともと他塾に勤務していたのですが、チラシを作ったり、説明会を開催したりと生徒数を伸ばすことが目的になってしまっている状況に違和感を覚えるようになり、子どもをよく見てかまうという基本的なことに集中できる場所を作りたいと独立。無理に生徒を集めるようなことをしなくても、一人ひとりと向き合ってちゃんと面倒を見ていれば自然と生徒は増えるだろうという思いもありました。
当塾は中学受験合格を目指す進学塾ですが、一番の強みは「かまうこと」。それは、大手進学塾さんと一番違うところでもあると思います。子どもはやっぱり、かまってほしいんです。自分の存在を認めてほしいし、愛情を注げば注ぐほど伸びる。皆さん、鍛えようとして突き放したり、競争させたりして「頑張れ」と言いますけど、逆なんですよね。突き放して結果を出せるような子は一握り。大手進学塾は、そういった能力の高い子にあわせたカリキュラムを作っていますが、そこについていけない。頑張れない子たちも多い。ですから、まずは頑張る気持ちを育ててあげること。そういう環境を作ってあげることが大事だと考えています。当塾は、転塾生も多いんです。大手進学塾で頑張れずに落ちこぼれてしまった子。でも、そういった子たちが最終的には偏差値50以上の学校にどんどん合格していく。すごく伸びていくんです。その伸びるきっかけは「かまっていること」。それだけだと思います。
自分には兄がいるのですが、小学生のときから世界地図をパット開いて覚えることが出来たり、音楽に秀でていたり。学校ではトップの成績だったんですね。もともと能力が高いから努力も自然と出来てしまう。自分はそれがとてもコンプレックスでした。しかも、小学校のときに生まれ育った山形から大阪に引っ越したのですが、山奥から都会に出てきたせいか登校拒否のようになってしまって。当時、そんな自分をすごく気にしてくださった先生がいたんです。すごくかまってくれたんですよね。その気持ちが嬉しくて、頑張ろうと立ち直っていったんですけど、今、自分が子どもたちに対して「かまうこと」を大切にしているのは、当時の経験が原点。同じように田舎から都会に出てきても兄は、自分のようにならなかったわけですから、同じ境遇でも頑張れる子と頑張れない子がいる。頑張れる気持ちを「かまうこと」で育てていきたい。そう考えています。
その子が持っている能力を最大限に引き出して、開花させる塾でありたいと思っています。そのためには、安心感を与えて、自己肯定感を持ってもらう。当たり前のことかもしれませんが、それが出来る環境を作ってあげたい。子どもたちと向き合うときには、とことん付き合うことも心がけています。コミュニケーションが取れるようになって、気心が知れたら、ある程度は本気で叱ります。決まりやルールだから叱るのではなく「君には、こうなってほしい」ということをしっかりと伝えてあげる。目を見て本気でぶつかっていくことですよね。子どもの方が正直ですから。一生懸命、本気で接していれば本音で返してくれます。そういったことを大切にしながら、その子の能力ややる気を引き出し、合格に導くような指導をしています。
「かまい」と同時に、生徒自らの「気付き」も大事にしています。いくら教え込んだとしても、気付きがなければ伸びない。気付くためには、時間的な幅も必要ですし、そういう状況を作ってあげることも重要だと思っています。子どもたちには、勉強を塾で完結してほしいんですよね。家ではのんびりして、仕事は会社で頑張るという大人と同じように、家では親御さんから愛情をいっぱいもらってエネルギーを蓄えて、塾で頑張る。それが逆転しているようなお子さんも多いので、将来的には“親塾”をやりたいと言う気持ちも持っています。いろんな情報に振り回されるのではなく、どっしりと構えて子供を見守っていく。心配しなくても子どもは育つんです。ただ大事なのは、頑張る栄養分になる愛情。そういったことを考えながら、一緒に歩んでいけたらいいなと思っています。少人数制クラスでアットホームなところも、当塾の特徴です。勉強は楽しいもの。そう思えるようになる塾ですので、中学受験したいけど迷っている。他の塾でついていけずに立ち止まってしまった。そういったお子さんにはぴったりだと思います。
※上記記事は2022年6月に取材したものです。
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