原 俊一 コーチ（中原72ゴルフスクール)のインタビュー

けちょんけちょんに言われた悔しさがバネとなりぐんぐん上達

20年くらい前に当時勤めていた会社で、元プロゴルファーだった人が怪我して勤め始めたんです。その方がコンペに出るということで、人数合わせで僕も出ることになったんです。その時に、もうけちょんけちょんに言われましたね（笑）。悔しくて、それからは一生懸命練習を重ね、その後、また違う方たちとコースに出た時に、たまたま100を切ったんです。それからはどんどんハマっていきましたね。とはいえ、僕はこれまでやってきたスポーツ全般そうだったのですが、少しかじっちゃやめ、かじっちゃうやめの繰り返しだったので、ゴルフもその程度かな、と思っていました。それから転職した時にも、周囲にゴルフをやる人が結構いたんですが、その時にはスコア的には80が出るようになっていて「教えて欲しい」と声がかかるようになっていきました。そうして、知り合いにゴルフ関係の方がいたので、その方に教えていただくようになり、一念発起して連盟のライセンスも取得しました。スポーツクラブで指導する経験を経て、2023年「中原72ゴルフスクール」を開業しました。

「とにかくゴルフを楽しく」がレッスンの方針

うちの教室の方針は「とにかくゴルフを楽しく」ということ、ゴルフを通してライフスタイルが豊かになっていくということ、そして地域の活性化の３本柱ですね。ゴルフをやっていく中で、良いパフォーマンスが発揮できると、周りの目も変わってきますからね。そうするとモチベーションも上がるし、スキルが上がると自分より上手い人と出会う機会も増え、もっと上手くなりたいという気持ちも出てきます。そうすれば自然と練習もしたくなりますよね。そういった前向きな気持ちの循環は自信にもつながります。さらに自信がついてくると、様々な方とコースを回るなど、新たな出会いや機会が広がるので、コミュニケーションのツールとしてはこれ以上のものはないんじゃないかな、と思いますね。また、堅苦しいスクールではなく、ふらっと入って、お茶して喋って帰っていくというような地域の方にも身近な場所に育てていきたいと考えています。

最初はできなくて当たり前・ダメ出ししないことを心がけている

僕がそうだったように、最初は当たらなくて当たり前なので「今のダメ！」「そうじゃない」といったダメ出しのような伝え方はしません。「大丈夫ですよ。当たらなくて当たり前なので、ゆっくり、じっくりいきましょう！」というようなお声がけをします。皆さん、幅広い年齢層で仕事や生活の合間に来てくださっていますし、何よりも楽しんでゴルフを続けて欲しいと思うんですよね。だから、レッスンで色々練習しても、最後はスカッと終われるように働きかけ、帰りは気分良く帰っていただけるように心がけています。

ご夫婦でずっと熱心に通ってくださっている方も

以前からレッスンを受けてくださっているご夫婦が、当スクールに引き続き来て下さるのは嬉しかったですね。習っていく中で、ゴルフが楽しいと、お二人ともはまったみたいですね。そうして前向きな気持ちで取り組んでいただけるように、お一人おひとりに合わせたマンツーマンレッスンを提供しています。当然、皆さん、習う目的、体型や筋肉のつき方、癖などそれぞれ違うので、一つ一つ確認しながらステップを丁寧に進めていきます。

ふらっと気軽に入っていただき、お茶を飲んでお喋りする地域の交流の場に

この地域で開業したのは、僕の奥様の地元だったからです。当スクールからもう少し奥の方に行けば、レッスンスタジオがありますが、この辺りはちょうど他にゴルフを習える場所がないので、ここを拠点にゴルフを楽しんでいただけるといいなと思いました。どなたでも気兼ねなく来ていただいて、「お茶でも飲みながら、時間があるならやってみませんか」という気持ちでいます。こういうゴルフスクールとかレッスンとなると、敷居が高いというか、構えちゃう人が多いんですよね。僕としては、ふらっと気軽に寄ってもらって、お茶だけ飲んで帰ってもらうことも大歓迎です。賑やかなみなさんの会話を僕も聴きたいですし（笑）。地域のコミニュケーションが活性化するような教室に育っていくといいなと考えています。初めての方も、上手になりたい方もどなたでもどうぞお気軽にご体験ください。

※上記記事は2023年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。