元住吉からき動物病院 唐木 茂二 院長 SHIGEJI KARAKI
日本大学生物資源科学部獣医学科を卒業後、勤務医として幅広い症例を経験。10年にわたって経験を重ね、「元住吉駅」そばに開業。
日本大学生物資源科学部獣医学科を卒業後、勤務医として幅広い症例を経験。10年にわたって経験を重ね、「元住吉駅」そばに開業。
私が獣医師になった理由について、実はハッキリとした記憶はないんです。小さな頃から犬を飼っていたり、動物が好きというのはありましたけれど、自分としてはずっと続けていたサッカーに携わる仕事になるのかな、と考えていたんですね。ですがサッカーを辞め、「何をしようか?」と考えたとき、動物が好きだった事もあり、動物に携わる仕事として獣医師に興味を持ちましたので、付属高校からそのまま進学するのではなく、日本大学生物資源科学部獣医学科に入学しました。
大学卒業後は勤務医として、千葉県や埼玉県の動物病院で診療していました。当初から、いつか開業することをずっと考えていましたが、獣医師になって10年という節目に『元住吉からき動物病院』を開設することができました。これからこの地域に根差して、動物たちと飼い主さんの生活がより良いものになるように、しっかりとサポートしていきたいと思います。
元住吉駅の周辺には大きな商店街があったり、にぎやかなイメージがありますよね。来院される飼い主さんも、若い世代の方やご高齢の方など、さまざまな年代の方にお越しいただいています。当院で診療する動物は、犬、猫を中心に、うさぎ、フェレット、ハムスターのほか、手のひらに乗るサイズまでならば小鳥の診療も承ります。病気のときはもちろんですが、定期健診やワクチン接種などにも気軽に足を運んでいただきたいと思います。
通りに面してガラス張りの院内は、外から中の様子をご覧いただくことができますので、飼い主さんにも動物たちにも安心してご来院いただけるのではないでしょうか。明るいイメージでありながら、落ち着いた木のぬくもりが感じられる建物は、建築業を営む父と兄に相談して建ててもらったものなんです(笑)。院内は、受付を挟んで大きく2つのスペースに分かれており、デリケートな猫をお連れの場合にもストレスなくお過ごしいただけるはず。もちろん施設面に限らず、動物たちのことを第一に考えながら、思いやりのある診療をしていきたいと思います。
動物たちを診るときには、五感を使って診療する、と言いますか。検査の結果だけに頼るのではなく、なるべくたくさん触って、見て。飼い主さんからのお話もていねいにお聞きしながら、それぞれのケースでいちばん良い医療をご提供したいと思います。今は、高度な医療を専門的におこなう、2次診療専門の動物病院も増えてきました。そのため、当院のような町のクリニックは、動物たちの症状を正しく見極めて、最善の治療法をご提案するというのも大事な役割なのです。
私から治療法をご提案し、同じ飼い主という立場から「自分ならこうする」とアドバイスすることはありますが、最終的にどんな治療法を選択なさるのかは、飼い主さんの意見が尊重されます。そのため、飼い主さんに正しい判断をしていただけるよう、顕微鏡の画像をお見せしたり、実際に患部を触ってもらうなど、動物たちの状態を分かりやすくご説明するようにしています。こうして飼い主さんにも積極的に治療に参加いただき、動物たちに今どんな治療が必要なのかを、ご一緒に考えていきたいと思います。
動物病院を受診するのは、動物たちの様子がおかしかったり、気になる症状があるときに、というのが一般的だと思います。でも私は、できることなら治療が目的でないとき、たとえば健康診断やワクチン接種などをするために、定期的に足を運んでいただきたいと思うんです。動物たちの普段の様子を把握しておけば、ちょっとした変化から病気を予測することもできるでしょう。何度か受診していただく中で、だんだんとカルテが情報で埋まっていく、それが「かかりつけ医」なのだと思います。
私も獣医師として、そして飼い主という立場からもさまざまな情報を発信していきたいと思います。動物の特性にあわせた飼い方をお伝えしたり、成長や発育にあわせてアドバイスすることはありますが、私から飼い主さんに無理強いをするようなことは決してありません。ご高齢の飼い主さんの中には、一緒に暮らすペットが「子供より孫よりもかわいい」とおっしゃる方もいらっしゃいますからね(笑)。動物の健康に悪影響を及ぼすような場合には、そっと助言をしますけれど、飼い主さんと動物の幸せな生活を見守るというのも、私の大事な役目だと考えています。
『元住吉からき動物病院』は「元住吉駅」から徒歩5分、「武蔵小杉駅」からも徒歩圏内の場所にあります。今は、獣医科の診療も細分化が進んでいますが、私は地域のみなさまがお困りのときに、最初にご相談いただけるような動物病院でありたいと思います。たとえどのような症状であってもまず、「からき先生に相談してみよう」と、私の診断を頼りにしてもらえるような獣医師になれたら嬉しいですね(笑)。動物たちと飼い主さんの気持ちに寄り添いながら、その子にとっていちばん良い医療をご提供したいと思いますので、気になることがありましたら、いつでもご相談いただきたいと思います。
※上記記事は2018年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
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