渡邉 尚洋 院長(きづきペット診療室)のインタビュー

きづきペット診療室 渡邉 尚洋 院長

きづきペット診療室 渡邉 尚洋 院長 NAOHIRO WATANABE

日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)を卒業後、都内の動物病院で診療をはじめる。さまざまな症例を経験してスキルを磨き、「元住吉駅」そばに開業。

自分の進むべき道を模索し続け、獣医学の世界へ

子供のころからいつもいろんな動物を飼っていましたので、私は「動物好き」ということに間違いはありません。とは言え、一筋に獣医師をめざしていたわけではありませんでした。昔から「いつか自分の店を持つ」という自分なりの大きな夢はありましたが、自分の将来を決めるにあたっては、「自分には何ができるのか?」「何になりたいのか?」と、非常に迷いました。絵を描くことが好きで、その道に進みたいという気持ちもありましたが、あえなく両親に反対されまして(笑)。迷走を続けてたどり着いたのが、獣医学でした。
日本獣医畜産大学(現:日本獣医生命科学大学)を卒業した後は、勤務医として診療を始、都内の動物病院で15年にわたって経験を積んだ後、『きづきペット診療室』を開設いたしました。

地域の「かかりつけ医」として、動物たちと飼い主の方との暮らしをサポート

2010年にこの場所で開業して、地域に暮らす方の動物たちを中心に、犬・猫のほか、フェレットやウサギ、鳥などのエキゾチックアニマルも診療しています。勤務医の時代から、さまざまな症例を診療してきましてけれど、何か1つの分野に長けたスペシャリスト(専門医)と言うよりも、動物たちの症状を幅広い視野で診療ができるジェネラリスト(総合医)として知識と経験を積んでまいりました。そして現在はこの地域の「かかりつけ医」として、なにごとも「木を見て森を見ず」と言うことにらないように、症状から原因を正しく見極め、ご希望に添ったことが提供できることを念頭に置いて診療にあたっています。

飼い主の方には分かりやすく、動物たちにはやさしい診療を

動物たちを診療する上で尊重しているのは、まず飼い主の方のお気持ちです。共に過ごし、気持ちを分け合っている大切なペットに、飼い主の方がどんな治療を望まれるのか、その想いを汲み取るとともに治療の選択肢をご提示して、出来るかぎりご希望に沿う形での治療を進めることを心がけています。また、診察中は、「いま何をしているのか」「なぜこの処置が必要なのか」ということを、飼い主さんに分かりやすくご説明するようにしています。
そして、動物たちに対しては敬意を持って接する、といいますか、「拝見します」「ありがとう」という姿勢で、少しでも怖がられないように配慮しています。ここにやって来る動物たちはみんな、きっとこんな所には来たくないだろうに、家から連れ出されて、ここで嫌な思いや時には痛い思いもするわけです。そのため、せめてなるべく驚かせないように、何かアクションを起こす前には声をかけるなどして診察するようにしています。

動物たちと飼い主の方の生活が、より良いものになるように

今は、インターネットを見るとあまりにさまざまな情報があって、混乱される方も少なくありません。「病院に行くべきか?」「行かずに済ませるのか?」をネットの情報で判断せずに、ぜひ気軽に医療機関を受診していただきたいと思います。たとえば、「最近ご飯をあまり食べない」と悩む飼い主の方は、実際はその子にとっての食事の適量がはっきりしないことが不安の背景にあったりするのです。そんな時、動物病院で不安の内容を話し、獣医師がその子に実際に触れながら健康状態をチェックして、更に栄養が足りているかどうか分かれば、きっと安心していただけると思うんです。そしてもちろん、もしかしたら重大な問題が見つかるかもしれません。
私は「楽しいこと」が大好きですが(笑)、動物と暮らす皆様も、彼らと共に楽しく、そして共に長く健やかに過ごしたいというお気持ちは、恐らくお持ちだろうと思います。なので、多くの方が楽しく過ごすために、ペットにも家族同様バランスのよい食事を与えたり、ワクチン接種をしたり、普段から色々と気遣っていらっしゃいます。けれどお仕事や家事や育児に忙しかったりと、それぞれに生活環境が異なるため、時には「理想はこうしたい、なのでこうしなければならない」といったご自身の気持ちに縛られてしまうかもしれません。折角の動物たちとの生活が楽しくなくなってしまうことがないように、お一人お一人に合うようなご助言や提案をさし上げるようにしています。

これから受診される方へ

『きづきペット診療室』は、「元住吉駅」から歩いて10分ほどの住宅地にあります。敷地内には2台分の駐車スペースがありますので、お車の方はこちらをご利用ください。当院の特徴をひと言であらわすなら、「わかりやすい病院」ということになるでしょうか(笑)。みなさまに気軽に足を運んでいただき、診療内容にご満足いただけるように、わかりやすいご説明を心がけています。かわいい動物たちの様子は、飼い主さんが一番近くでご覧になっているはずです。すこしでも「変だな?」と気づくことがありましたら、お早めにご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2018年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

きづきペット診療室 渡邉 尚洋 院長

きづきペット診療室渡邉 尚洋 院長 NAOHIRO WATANABE

きづきペット診療室 渡邉 尚洋 院長 NAOHIRO WATANABE

  • 出身地: 東京都
  • 趣味&特技: 工作(ギター制作など)、居酒屋探検
  • 好きな本: 獣医学関係の本、藤原新也(メメント・モリ)
  • 好きな映画: ナポレオン・ダイナマイト。気になる映画はジャンル問わずなんでも観ます。
  • 好きな音楽やアーティスト: ポップス、ロック。セルジオ・メンデス、ジャクソン5、レッド・ツェッペリン、ディーヴォなど。
  • 好きな場所: 小河内ダム、銭湯、海の家
  • 好きな言葉 座右の銘: 元気があればなんでもできる

INFORMATION