なごみ鍼灸接骨院 佐々木 敬太 院長 KEITA SASAKI
ラグビー選手だった父親の影響で小学生のころからラグビーを始める。高校時代にラグビー中の事故で脊髄を痛め、一時は寝たきりの状態に。その後、数年間の闘病生活を経て鍼灸師の道へ。現在は同院で母校・東京高校ラグビー部のトレーナーも務めている。(東急東横線・JR南武線「武蔵小杉駅」より徒歩5分)
ラグビー選手だった父親の影響で小学生のころからラグビーを始める。高校時代にラグビー中の事故で脊髄を痛め、一時は寝たきりの状態に。その後、数年間の闘病生活を経て鍼灸師の道へ。現在は同院で母校・東京高校ラグビー部のトレーナーも務めている。(東急東横線・JR南武線「武蔵小杉駅」より徒歩5分)
父親がラグビー選手だったこともあり、小学校から高校までずっとラグビーをやっていました。将来はラグビー選手になるんだと思っていたのですが、高校生のとき、ラグビー中の事故で脊髄を損傷する怪我を負ってしまい、歩くこともできない寝たきりの状態に。高校は卒業できましたが、そこから数年間は闘病生活が続きました。
ラグビー選手という夢が断たれた自分はこれから何ができるんだろうと、手術やリハビリを続けていくなかで考えていたのですが、病院の先生や看護師さんにたくさんお世話になったこともあり、自分も医療に携わる仕事がしたいなと。ちょうど障がい者として生きるか、健常者として生きるかという選択を迫られた時期でもあり、自分は制限があるものの日常生活を送ることができる。きっともっと重い障がいを持っている方もたくさんいるんだから、可能な限り健常者として生きていこうと決めました。
医療系の仕事に就きたいと思ったものの、やっぱりスポーツには携わりたいという気持ちが強く、当初はスポーツトレーナーも考えました。ですが、その分野の方にいろいろとお話を聞くなかで「君みたいな考えの持ち主は医療の分野、鍼灸師が向いているんじゃないか」と教えていただいたことがあり、それをきっかけに鍼灸師を目指すことに。3年間、病気とうまく付き合いながら学校に通って資格を取りました。
この「なごみ鍼灸接骨院」には2020年から勤務しています。高校卒業後は母校にコーチとして所属していたので、学校の先生に「スポーツ分野で鍼灸が活かせることはないか」と相談したところ、「なごみ鍼灸接骨院」が母校のトレーナーをしていたというご縁があり、自分も所属することになりました。今は自分も母校のトレーナーを務めているので、先生方に恩返しできているのも嬉しいです。
闘病生活は約7年。途中、てんかんの症状が出たりして、しんどい時期もありましたが、やっと去年くらいから全く症状が出なくなって。こうやって鍼灸師として刺激のある毎日を過ごせている今が、一番楽しいです。
鍼灸接骨院としての基本的な治療はもちろんですが、スポーツ分野を得意としていることが当院の特徴です。自分の母校である東京高校ラグビー部のほかにも、近隣の学校のテニス部や駅伝部などにもトレーナーとして携わっていますし、当院の代表もアメリカンフットボールのトレーナーを務めています。スポーツ分野に関しては、当院以外の先生方が集まって勉強する場所にもなっていますので、いろんなケースに対応できるのがポイントだと思います。
また、フィットネスクラブ内の鍼灸接骨院なので、治療だけでなくリハビリもそのまま同じフィットネスクラブ内で行うことが可能です。治療からリハビリまで、一連の過程がスムーズに進むことも魅力のひとつだと思います。
闘病中は、みんなが試合で頑張っている姿を見て、自分も早く治そうと思うことが多かったのですが、逆に周りが活躍している分、自分がそこにいない寂しさもあって。ラグビーと距離をおいた時期も正直ありました。
ですが、そんな自分の経験が、スポーツで怪我をして落ち込んでいる患者さんの力になれていると感じることもあり、自分の治療で「救われた」と言われたり、治っていく姿を見たり。それが一番嬉しいです。医療従事者として、治療に関わっているんだと改めて実感する瞬間でもあります。これからもっとたくさんの方に適切な治療とアドバイスができるように、まだまだ勉強を続けていきたい。スポーツ分野に携わる以上、ラグビーだけでなくもっとたくさんのスポーツの競技性を知ることが今後の課題だと思っています。
また、スポーツ外傷ではない患者さんも多くいらっしゃいますので、女性の患者さんには女性ならではの疾患があったり、気温や環境の変化で体調を崩される方がいたり。鍼灸師としては、東洋医学を中心に知識を増やし、患者さん一人一人ときちんと向き合えるように治療の引き出しを増やしていきたいです。
鍼灸接骨院ですので、肩こりや疲労といった一般的な治療はもちろんですが、スポーツ分野でお悩みの方はぜひ一度ご相談にいらしてください。スポーツ分野での経験値は、どこにも負けないと思います。フィットネスクラブ内にありますが、会員でない方もご利用いただけますので、お気軽にお越しください。
また、痛みがあるとどうしても気分が滅入ってしまったり、怪我をすると「このあと、ちゃんと治って復帰できるかな」と心にモヤモヤを抱えてしまったり。そういった方も少なくないと思いますが、当院はそんな皆さんに元気になってもらいたいと120%の明るいテンションで雰囲気づくりをしています。賑やかすぎると思われるかもしれませんが、心身ともに笑顔になってもらえたら。それが一番の喜びです。
最後に、今まで携わってくれた学校の先生、病院の先生、関係者の方々にこの場を借りて感謝を伝えたいです。
※上記記事は2021年6月に取材したものです。
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