春山 晋 院長（はる内視鏡クリニック)のインタビュー

医者だった父に憧れて医師の道に

もともと父が医者でしたので、幼いころから医療というものに関心があったのかなと思います。朝から晩まで仕事をしているような父でしたが、やっぱりその姿に憧れもあったんでしょうね。面と向かって憧れていると言ったことはなかったですけど、医療に携わる父の背中を見ているうちに、当然のように自分も医者を目指すようになりました。消化器内科を選んだのも父の影響です。父が消化器の専門医でしたので、まずはそこで興味を持ちました。医者になりたてのころは外科とも悩んだのですが、内科でありながらも胃カメラや大腸カメラを使って処置ができるという部分に惹かれました。大学卒業後は消化器内科一筋。総合病院などに勤務し、胃カメラや大腸カメラの施行経験を積み、2022年3月に「はる内視鏡クリニック」を開院しました。

専門性と訓練が重要な胃カメラと大腸カメラ

当院は一般内科と消化器内科を軸にしたクリニックです。胃カメラや大腸カメラはトレーニングや訓練が必要で、専門性が大事になってくるものでもあります。消化器内科を専門にしている先生でも、トレーニングを重ねないと対応できないところがありますので、ドクター全体から考えると、特に大腸カメラを提供できる先生は限られてくるのかなと思います。自分は胃カメラや大腸カメラの経験を特に積んできましたので、自信を持ってその技術を存分に提供できることが強みです。

患者さんに寄り添った診察を

当院の経営理念は「誠実に 迅速に 正確に」。そして、患者さまに寄り添った診療をすること。それを実現するためにも、まずは話しやすい雰囲気を心がけています。同じ目線に立って、なるべく顔を見てお話を聞けるように。診療という限られた時間のなかで、患者さまが一番訴えたいこと、相談したいことは何なのか。それをしっかりと聞き取った診察ができるようにしたいと考えています。

大変、つらいという検査へのハードルを軽減したい

大腸カメラに関しては、症状があまりない方は検査を受けようと思うタイミングが難しいかもしれません。ですが、例えば健康診断で便潜血を指摘されたときなど、「まあ、いいや」と放っておかずに何か病気があるかもと疑っての受診をおすすめします。大腸カメラは下剤を飲むという事前準備が大変なこともあり、ハードルが高いかもしれませんが、ご自身の体を管理するという意味でもしっかりと受けていただきたい。そう思っています。
胃に関しては、胃がんのリスクと言われているピロリ菌の検査でひっかかってしまったけど放置しているという方も少なくないのかなと。そういった方はもちろんですが、ピロリ菌を処置したあとも胃がんのリスクは残ってしまうと言われていますので、ピロリ菌を治療された方も定期的な検査が必要です。しばらく間が空いてしまっている方もご相談いただけたらと思います。
当院では、胃カメラがつらい、大変だという方に向けて鎮静剤（静脈麻酔）をお勧めしております。眠っている間に気が付いたら終わっているという検査を目指した静脈麻酔ですので、今まで大変だった、つらかったから検査を受けたくないと悩んでいる方にとっては、少しハードルが低くなるのかなと思います。胃カメラも大腸カメラも「聴診器を当てるような感覚で検査すべき」と恩師がよく言っていたのですが、まさにその言葉通り。我々ドクターからすると大きなことをやっているつもりはないのですが、患者さまにとっては一大イベントになってしまっているので、なるべく苦痛を軽減できればと考えています。

交通の便もよく来院しやすいのも特徴

当院は武蔵新城駅から徒歩1分。目の前にバス停もあり、利便性の良さも特徴です。鎮静剤（静脈麻酔）のデメリットのひとつとして、車やバイク、自転車なども含めて検査当日は運転が出来ないというものがあるのですが、公共交通機関が利用しやすい当院であれば、その点も安心して来院していただけると思っています。健康診断や人間ドックにも対応できるクリニックですので、地域に密着したクリニックとして利用していただけたら嬉しいです。HPから24時間WEB予約も受け付けていますので、気になることがあるときには気軽にご相談にいらしてください。皆さまの健康に少しでも貢献できるよう、今後も研鑚を続けていきたいと思います。

※上記記事は2022年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。