坂本 典昭 院長(こすぎ坂本医院)のインタビュー

こすぎ坂本医院 坂本 典昭 院長

こすぎ坂本医院 坂本 典昭 院長 NORIAKI SAKAMOTO

神奈川県川崎市出身。生まれ故郷である武蔵小杉に23年7月「こすぎ坂本医院」を開院。
(東急東横線、目黒線、JR南武線『武蔵小杉駅』南口より徒歩約3分)

歯科医だった父の影響で医療の道に

当院があるビルの3階で、もともと父が歯科医院をやっていたんです。小さいころから父の姿を見ていて自分も医療関係の仕事に就きたいなと思っていました。ですが、歯科医になるにはあまり手先が器用ではなく(笑)。やっぱり歯科医は細かい作業や技工的なものが得意でないと難しいですから。そういったところから医師を目指すようになりました。

医学部を卒業したあとの初期研修で、一番興味を引かれたのが麻酔科。麻酔科はそのとき1本勝負みたいなところがあり、単純に成果が出るのがうれしかったんですよね。それとあわせて、麻酔科は痛みのスペシャリストと知り、当時は数少なかったペインクリニックにも興味を持ちました。いくつかのペインクリニックで専門的な経験を積み、それと同時に武蔵新城にある宮崎医院で外来診療に従事。宮崎医院は、外科から小児科まで何でも診るというまさに町医者。幅広くクリニック的な診療の仕方を教えていただきました。

歯科と連携しているのも特徴

ペインクリニックを軸に、内科と小児科。患者さんの全身を診られるようにと経験を重ねて、23年7月に開院した当院は、0歳から100歳まで幅広く対応しています。家族みんなで通っていただけるクリニックを目指しています。また、同じビルの3階には父から継いだ兄が院長を務める坂本歯科医院があり、歯科連携しているのも特徴です。やはり歯が悪くなると健康状態が落ちてしまいますから。今困っている症状を治療するだけでなく、健康寿命をどう延ばすか、というところがクリニックの役目でもあると思っていますので、歯科との連携も重要だと考えています。

治療だけでなくその先を見据えた対応を

ペインクリニックは、整形外科的な痛みのお悩み。例えば、腰痛や関節が痛いといった症状から、頭痛や内科系の痛み、帯状疱疹など、痛みの症状でお困りのときに相談いただける場所だと思っていただければと考えています。骨折やねんざであれば確実に整形外科ですが、これはどこにいけばいいんだろう、といったときの相談ももちろん大丈夫です。痛みはひどくなるまで放っておいてしまう方も多いですが、痛みを解消するだけでなく自分の体が今どういう状態にあるか。それを理解するだけでも、今後の体の使い方が変わるのかなと。どういう風に体と向き合っていけば、そのあとも痛みが出ないか。その手助けができるのでは、と考えています。日常生活で同じようなことを繰り返していれば再発し、結果的に長期的な治療や薬の増加、副作用といったことにつながりかねません。原因は何なのか、それをちゃんとお伝えして、自分でできることは何か。例えば、痛みがあるのに伸ばしてくださいと言われても…というときに、一時的にブロック注射で痛みを解消させる。治療だけでなく、そういった手助けができるように意識しています。

じっくりと話を聞いて原因を探る

ペインクリニックにいらした患者さんの治療には、必ず目標を作って、患者さんにも共有してもらうことを意識しています。痛みが原因で困っていることがあるから受診されるわけですから、痛みを取ることが目標ではなくその困っていることの解消を目標に治療を行うようにしています。そのためには、痛みの原因を探ることも重要ですね。意外と日常生活を見直すことで改善することも多いんですよ。初診のときには、必ずじっくりとお話を聞くようにしています。

生まれ故郷の地元に貢献したい

病院は何かと時間がかかりがち、というイメージがあるかと思いますが、当院では予約システムを導入。感染予防といった点からも、待ち時間を短縮しているのが特徴です。お子さんから高齢の方まで幅広く診ていますので、何か困ったことがあったらまずはご相談ください。今後は、訪問介護も始める予定です。自分の生まれ故郷ですから、地域に貢献していきたいという気持ちも大きいです。地域の先生方と連携しながら、多くの方に医療を提供できればと思っています。

 

※上記記事は2023年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

こすぎ坂本医院 坂本 典昭 院長

こすぎ坂本医院坂本 典昭 院長 NORIAKI SAKAMOTO

こすぎ坂本医院 坂本 典昭 院長 NORIAKI SAKAMOTO

  • 出身地: 神奈川県川崎市
  • 趣味: スポーツするのとスポーツ鑑賞、音楽鑑賞
  • 好きな音楽: J-POP全般
  • 好きな場所: フェス会場

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