中山 良太 代表・鳴神 隼人 代表（teeta（ティータ）)のインタビュー

美容師にとって、お客様にとって、カラーリストは価値のある存在

【中山 良太 代表（以下、中山 代表）】「teeta」がオープンしたのは2003年、スタイリストの僕とカラーリストの鳴神で、共同経営を始めました。僕たちは都内を中心に展開する「Kakimoto arms」の同僚で年齢も近く、苦楽を共にしてきた仲間なんです。

【鳴神 隼人 代表（以下、鳴神 代表）】きっかけは中山が独立するタイミングで、「一緒に美容室をオープンしないか？」と声をかけてもらったからでした。阿吽の呼吸と言いますか、お互い仕事のスタンスがわかっているから居心地が良いんです。お互いを支え合う仲ですね。カラーリストになろうと思ったのは、単純にカラーリストの存在を知らなかったから。知りたいという好奇心から学び始めました。元職場に気の合うカラーリストの先輩がいて、そばで勉強していくうちにおもしろくなってきて...。それからこの道を貫いてここまで来た、という感じです。

【中山 代表】僕はスタイリストを目指して、ひたすらヘアカットの技術を磨いてきました。ただ、当時はカラーリストへの憧れもありましたね。「なんであの時カラーリストを選ばなかったんだろう…」と後悔したほど（笑）美容師にとって、お客様にとって、カラーリストは価値のある存在なんです。

カラーリングの待ち時間は、アフタヌーンティーを楽しむように

【中山 代表】お店の名前はフィンランド語で「紅茶」という意味です。カラーリングをしている間は長時間座り続けなければならないなど、マイナスなイメージを持たれている方も多いと思います。なるべくお客様が待ち時間を負担に感じず、まるでティータイムを過ごすような美容室にしたい。そんな想いからこの名前をつけたんです。

【鳴神 代表】当サロンの入口を抜けると、大理石のカウンターが目に飛び込みます。優雅なアフタヌーンティーを楽しんでいただくために設計したんです。お客様には紅茶を飲んでいただきながら、僕たちはカウンター内に入り、カラーリングのアドバイスや雑談の時間を設けています。 

カラーリスト、スタイリスト、そしてお客様の3人で理想的なヘアスタイルを

【中山 代表】初めてご来店いただいたお客様にはスタイリストとカラーリストの2名でご挨拶します。「え、美容師がふたりも？」と最初は驚かれるかもしれません（笑）

【鳴神 代表】そうなんです（笑）最近では専属カラーリストのいる美容室も増えてきましたが、まだまだ浸透していないんですよね。お客様には「当サロンではスタイリストとカラーリストがそれぞれおり、一緒にカウンセリングをさせていただきます」と、しっかり説明させていただくところからスタートします。

【中山 代表】カラーリスト、スタイリスト、そしてお客様の3人で理想的なヘアスタイルを決めていくのが、僕たちのやり方です。

【鳴神 代表】お客様のイマジネーションと、僕たちのアイデアを見せ合うような感覚が近いかなと。

【中山 代表】そう。色を作るのはカラーリスト、形を作るのはスタイリストなので、それぞれお客様に対してカウンセリングの仕方が異なります。 お客様のなりたいイメージ像に近づくために、様々な角度から考えていけることが当サロンの良さです。

【鳴神 代表】お客様の要望を全部足すと派手になりすぎることもありますので、なるべく客観的にお伝えしていますね。カラーリストとスタイリストのいる当サロンだからこそ、幅広く、かつバランスのとれたご提案ができるのです。

パーソナルカラー診断から導く、お一人おひとりの持つ本来の美しさ

【鳴神 代表】とくにおすすめしたいのは、カラーリストによるパーソナルカラー診断です。パーソナルカラー診断はお顔の周りに布を合わせ、最も似合う色合いを調べしていきます。髪は顔に近い部分なので、その方に似合う色なのかどうかが非常に重要です。パーソナルカラーをお伝えすることで「同じオレンジでも、こちらのオレンジの方が似合いますよ」というようにご提案していきます。お一人おひとりの持つ本来の美しさを、ヘアスタイルに活かしていただきたいですね。 

【中山 代表】近年のSNSの流行で、ヘアカラーの色合いよりカラーリング剤の名前が世に知られるようになりました。「イルミナカラー」などが代表的な例です。お客様に「イルミナカラーで染めてください」とご注文をいただくことが増えましたね。ただ、ご自身の叶えたい色味とそのカラーリング剤が合わないこともあるんです。そんなときは、「こちらのカラー剤がおすすめですよ」とお話することもあります。

【鳴神 代表】一般的なヘアサロンで置いているカラー剤の種類は1、2社ほどですが、当サロンは5社。最新の色からトレンドの色まで様々なカラー剤を揃えているので、多様なご提案が可能なんです。

読者の皆様へ

【中山 代表】髪に悩んでいる方に来ていただきたいですね。「こんなヘアカラーに挑戦したかったけど、思うような色味にならなくてあきらめてしまった」という方こそ、ぜひ当サロンにいらしてください。

【鳴神 代表】ご自身の思い描く理想像を叶えられる技術がここにあります。夢を叶えるお手伝いをささていただきます。 

※上記記事は2021.3に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。